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クリスマス-光と色とぬくもりと…

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日本人が感じるクリスマス、その理由は光と色の関係につながってくる。クリスマスツリーなどのオーナメントライトの色温度はとても低い。それは人間がぬくもりを感じる、温かみのある光を表現している。日本は古来よりローソクの光に親しんできた。その光も色温度の低い、温かみのある光だ。神聖な行事には今もなおローソクが用いられている。そして、真っ白な雪の中にいきいきと生える常緑樹の深い緑には希望を感じる。夏に感じる緑色とは異なる、深々とした生命力を感じる緑が冬にはある。厳しい冬を抱える日本人にとっても共感する部分なのだ。

恋人たちが寄り添う日本のクリスマス。家族と祝う本来の意味とは異なる文化の形かもしれないが、愛を確かめ合うという気持ちは変わらない。年末の忙しい気持ちもひと休み、年に1度のクリスマスを温かなキャンドルで演出し、このひと時を味わってみたい。

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