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大学の光環境について2―空間に適した光環境の構築

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大学生の生活状況の調査によると、一日のうちスマホ利用時間の平均は155.9分で、授業時間を除く勉強時間1日55.1分、1日の読書時間平均28.8分に比べてかなり長くなっている。

ディスプレイを見る時間が長いことで目を酷使していると言える。休憩コーナーなどでは目に優しい光環境が求められるであろう。 学校生活状況をみると、約半数の学生がサークルや部活動に参加し、コミュニケーションを楽しんで活発なキャンパスライフを送っている。コミュニケーションの場には温かい心の交流が図れて快適にコミュニケーションを図れる光環境が望まれる。

人間の様々な行動ごとに相応しい光環境にすることによって各行動をより効率的に行うことができる。 主に知的生産性を高めたい空間では、色温度の高い光環境を、主に創造的な活動には色温度があまり高くない光環境を、くつろぎ憩う空間では色温度が低い光環境が適していることが分かっている。

授業を行う教室、ゼミを行うゼミ室、ミーティングやサークル活動をする空間、食事や休憩をする空間など、学生生活の各場面において相応しい光環境の構築は、学生の豊かな学生生活の活動につながると考える。

 

photo :大東文化大学東松山キャンパス(ALG照明デザイン)

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