週一回照明デザイナーの視点で切り取った折々の風景や気になる言葉を少しずつ綴っていきます。ALG本サイトwww.alg.jp
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旋律が生み出すもの

eastern front

Sound which is always invisible, untouchable, undestroyable.
Sound which is always touching my mind silently just like a light in laps and ruffles.
-Miho Konishi

いつも音楽を聴くときに思うこと。
音は光のように目に見えるものではない。
それでも音によってストーリーを作り出したり、雰囲気を作り出す事は、本当にすごいと思ってしまう。
感性やセンス、それに音を巧みに操るテクニックで、見えない物体や空間を作り出してしまうのは、誰もができる事ではないような気がする。

音が単なる音として耳に伝わるのか、音が他の音とぶつかり合ったり融合したりして、心の中で三次元的な何かに変化したりする。 目には見えない「雰囲気」で あったり「空気」が、まるで心の中の海に静かにさざ波という波動を与えたり、時には大きな津波という波動を与えたり。 言葉にするのが難しいくらい、音楽 というのは人の心と密接に関わっているような気がする。

なんだか、ちょっと難しいけれど、物理的な空間と非物理的な空間、というのかな。
自分自身を実際取り巻いている空間と、自分自身の心の中にある空間。

きっと、音楽は、自分自身の心の中にある空間に比較的近い存在で、ともすればその空間を居心地のいいものに作り上げたり、逆に居心地の悪いものに作り上げたり してしまうものであったりするのかもしれない。 だから、音楽は、人の心により近い存在のような気がしてならない。

物理的空間と、もう一つの非物理的空間。
この二つが一つになる瞬間て、一体どんな時なのだろう。
その瞬間に、次回はいつ出会えるのかな。

George Winston “Autumn-Colors/Dance”