光と音楽(ドビュッシー”月の光”)
クロード・ドビュッシーのピアノ独奏曲、『ベルガマスク組曲』の内の一曲、『月の光(Clair de lune )』。
優しく切ない曲想。
月の光。
自分で発する事なく、太陽の光を受けただけの光。
それなのに惹き付けられるのは、どうしてだろう。。。
自ら発するような煌びやか(きらびやかさ)を持ち合わせている訳ではないけれど、
相手の放つ光を受けて、光を纏う(まとう)事のできる月。
きっと、その切なさがこの曲に表れているのだろう。
普段はピアノの音で奏でられているのをよく耳にするが、ヴァイオリンでの演奏。
音が耳に入ってくる瞬間に少し背筋がぞくぞくしてしまう。
David Oistrakh, Debussy – Clair de lune